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最近、仕事に遊びに忙しいbutakoです。
そういう時は、どうしてもblogのアップがおざなりになるもの…。しかしイタリア豚研究家として見逃せない行事が先週の日曜日にあったので、これはお知らせせねば、と思いPCに向かっております。 ![]() その名も”ポルケッティアーモ”というのですが、中部イタリアに詳しい食いしん坊な貴方ならば、ピンと来るかもしれませんね。 ポルケッタを食べさせるサグラ(村のお祭り)なのです。 なんでも中部イタリアのポルケッタが一同に集まる…というこのサグラは今年で7回目。豚好きbutakoはなんと、行きたいと思いつつも今回が初参加でありました~。 ポルケッタ+ティ・アーモ(愛してる)でポルケッティアーモ。なんとも可愛いネーミングですよね。イタリアも関西人と同じく駄洒落めいた造語を作ります。 会場の町はモンテファルコからトーディへ行く途中にあるサン・テレンツィアーノ。実はこの街は何度か横切ったことがあるのですが、街をきちんと訪れるのは初めてのこと。 ![]() さて、そもそもポルケッタとはどういう食べ物なのでしょうか。 いわゆる豚の丸焼きなのですが、中にローズマリーと塩、コショウ、ニンニクを詰めてじっくりこんがりと8時間以上、ローストしていきます。豚は200kgのものが骨を抜かれて、調理中に水分を失い、最終的には100kgにまでなってしまうそうです。 豪快に頭つきで丸ごと焼かれた姿は本当に圧巻ですよね。 古代ローマ時代いや古代ギリシャにまで起源がさかのぼれる、壮大な歴史とロマンが詰まったものなのです。 会場となるサン・テレンツィアーノの町へと向かいます。 午後には楽しいプログラムが目白押しのようですが、雨マークが予報についていたので、午前中、食事時に滑り込みました。 ![]() ブタ鼻の形、ピンク色…ヒトが豚に惹かれる要素が詰まっていると思いませんか? 会場は2つあるようです。 一つ目の会場は街に入ってすぐ。いきなり、ポルケッタの店が軒を連ねています。 ウンブリア、マルケ、トスカーナ、ラッツィオ、カンパーニャ…ほぼ中部イタリアのみで食べられているポルケッタなので『イタリア中のポルケッタが集まる!』と呼び声高かったものの、とどのつまりは、半径300km近郊の中部地方・仲間内の会のようなもの。 ![]() ポルケッタばかり10軒あったのですが、 でもね、味の違いがやはり歴然としているんです。 私たちの一押しはココ。 ![]() 『ポルケッタAllo Stato Brado ~野生のように育てられたブタ~』とでも訳しましょうか。 そこのがすごくおいしかったです。豚は大きくなくてせいぜい180kg規模のものでしょうかね。脂身があまりなくて、さっぱりしているんだけど、コクがある。 さすが放し飼いで、適度に身が引き締まっているだけのことはある?! ![]() やはり食事時になると行列ができてました。 おいしい店が選ばれ、次第に淘汰されていくってこういう事なのね。 この催し、うれしいのは1ユーロの小パニーノ券が買えるってこと。 小ぶりで5つ口くらいで食べられちゃうこのサイズのおかげで、いろんな店のパニーノが試せるうれしい趣向です。 (ファインダーを向けると途端に変な顔をするロベちゃん) 食事後、お腹もこなれたので、小さな町の路地を歩きます。 ブタの巨大な型紙に、いろんな装飾がされていてキュート。 ![]() ![]() ![]() ![]() あら!地元の子供がブタと戯れて、良い被写体に! ![]() その路地を抜けた先には、芝生の生い茂る広場がありました。 そこにもポルケッタの店があるじゃないですか!! ここはポルケッタの応用バージョンが。 たとえば、鯉(こい)のポルケッタは、ペルージャ近郊にあるトラジメーノ湖の名産。ほら見て、こんなに大きい! ![]() 中に香草を入れて縛って焼くところは、ポルケッタの調理法と同じです。 ![]() こうやってほぐし身にして、パニーノにはさみます。 満腹だったけど、好奇心も手伝ってロベルトと1つを二つに分けて食べました。 確かに少し淡水魚の生臭さはあったけど、ハーブの威力と濃い味付けでポルケッタの味になってる~! ヘルシーだし、これもありですね。地元のトレビアーノ種の味のきっちりした白ワインと合いますよ。 ![]() そしてフィレンツェ名物ランプレドットのパニーノ。 じっくり煮込んだランプレドットをパンの上に載せて、その上から刻んで行きます。 パセリを主としたさっぱりしたサルサ・ヴェルデと唐辛子オイルをかけて、頂きます! これは友人Hajimeさんがオーダーしたので、それを一口もらいました。 これとは、キャンティなどのサンジョベーゼ種のおいしいワインが合うよね。 ![]() いやはや、本当に満喫しましたよ。 で、町を後にしようとした時、 butako:この家の庭先に「白雪姫」の変なオブジェがあるね。 Roberto:ああ、ユキオンナね。 Butako:違う、シラユキヒメ。日本酒の白雪に姫をつけたやつ! と言い合っていると、その庭先で食事をしていた家の主さんから、ちょっと食べて行かんかね、と声がかかりました。もうお腹いっぱいだったので辞退しようとしていたら、ロベがグラッツェ!と近寄っていくではありませんか。 ということで、私たちは昼食の第二段をそのご家庭と友人たちにかこまれて、ご相伴することになったのでした。パスタ2種類とコーティケ(ブタ皮)と豆の煮込みを賞味。 一体、どんだけ食べんねん!!!!! ![]() しか~し!まだポルケッタ祭りは終わってなかった。 なんとサン・テレンツィアーノから3km離れたグルッティという街で、『中世とポルケッタ』祭を開催していたのです。ポルケッティアーモの日時とあわせて、隣町でもポルケッタが楽しめるという憎い企画です。(結局、好奇心でそこへ向かう私たち) 到着したのが午後3時半。でもなんだかあまりヒトもいないし、寂しい感じ? と思っていたら小型のポルケッタ登場です。 ![]() 油紙でぐるぐるに巻かれています。 それを非常に遠火の炭火で焼きだした。なぜそうするのかを地元の人に聞くと、ポルケッタってじっくりと長い時間をかけて熱を入れていかないと半焼けになるので、このような遠火にするのだとか。また焼いているうちに、皮が乾燥するので、最初は紙をつけて保護し、表面が色づくと紙をはずすそうです。 ![]() 今はオーブンですべて温度も湿度も管理できますが、かつてはこうやって焼かれていたんですね。しかしGiro arrosto(回転式肉焼き機)がすごいです。 ![]() ポルケッタ用の特別長いものでしょうね。イタリアは炭火焼き文化が旺盛なので、こうして回転式肉焼き機や炭火専用ロースト機が発達しています。とは言ってもすべて特注のオーダーメイド。レストランや団体などから注文が入ります。まだまだ伝統食が健在ゆえに、職人技が廃れずに残っているのです。 そしてグルッティといえば、ブタ加工(ノルチネリア)で有名なビヨンディーニがあります。かつてハム日和さんのサルーミ研修の際は、ポルケッタ作りの現場にお邪魔して、ダイナミックさに肝を潰したことがあります。 ![]() 今日はフェスタだから、と自慢の生ハムやチコーニとよばれるフェンネルと唐辛子で味つけした乾燥肉を振舞ってくれました。 ポルケッタが焼きあがるまであと5時間。 振り出してきた雨を憎らしく思いながら、後ろ髪引かれつつグロッティ村を後にしました。 ![]() しかし、偉大なる中部イタリアのブタ文化を堪能した1日でした。 そして両方の村人たちのホスピタリティも。わずか30kmしか離れていないスポレート人が人見知りなのに対して、サン・テレンツィアーノ界隈の人たちのオープンで人の良いこと!これぞイタリア!的な気質にご近所で触れて、心暖まったことは言うまでもありません。 butako
まずはパレルモ。
シチリア島の玄関口であり、東方と西洋文化が交じり合ったクロスカルチャーを誇る大都市。散策は市場見学からはじめましょう。 ![]() 街には市場が3つありますが、そのうちの一つ、バッラロ市場へと繰り出しました。 まぁ、なんてすごい人の数!! 行き交う人々の顔も、アラブ風の浅黒い人がいたり、イスラム風の女性がいたり。 でもなんだか男性の割合が多い気が。そうなんです、シチリアでは一家の長である男性が財布を握るとともに、買い物もするという風習が色濃く残っています。 なのでカターニアのペスケリア市場でもお客は男性ばかり。 それに、売り手も男性ばかりですね。 ![]() 写真を見ながらちょっぴり市場レポート。 ![]() こんなに長いズッキーニも売っています。 魚屋では直接お客さんに味見してもらう豪快さ。 ![]() 肉屋には子羊が半身ずつ売られていました。おっちゃんの風貌も堂々としています。 ジャガイモばかりが並ぶ八百屋。 ![]() 巨大マグロを解体しながら売るおじさんの店は大繁盛。長い列が途切れることはありませんでした。 市場の裏手にはモツを大鍋で煮る姿がありました。うーん、良い香り。 ![]() シチリアのレモン~♪ 焼き菓子やパンが美味なのもシチリアの特徴です。セサミやアーモンドをたっぷり使っています。 …市場巡りですっかりお腹が減ったので、トラットリアへ。 ![]() こちらではアンティパストの盛り合わせが美味。自分でお皿を持って自由に取れるバイキング形式なのもうれしい。旅先の野菜不足を解消です。 そしてシチリアに来たならば、イワシのブカティーニを食べないと。 ここの店のは、男性的で力強い味。 イワシの旨みとフェンネルの香りとともに、思わず冷えた白ワインをねだるような絶妙な塩加減です。お好みの量の炒ったパン粉をふりかけて、いただきます!!(白ワインは地元のカタラットを頂きました) ![]() そしてセコンドには、海の幸のフリット。 そういえば店内入ってすぐのガラスケースには、氷に載せられた獲れたての魚介類がわんさか並べられてました。シチリアの魚介を食べさせる店の憎い演出です。 さぁ、これからこの中のどの子を食べようか~なんてね。 海老は味噌が最高!スポレートではまず食べられないですものねぇ。 衣はあくまでも薄く。カラリと揚がり、天ぷらを思わせるフリットの中でも軽めの仕上がりに、満足でした。 市場と直結するトラットリア。 原産地と消費者の距離が短い、これぞ地産地消です。 新鮮な山海の幸をシンプルに味付けするのがシチリア料理ですが、それを存分に楽しめるのが市場に近いトラットリアですよね。 食後は、肝心のお仕事を。 国宝級の教会の撮影に取り掛かりましょう~。 butako ![]() 12日間に渡る南イタリアの古寺巡礼の旅から帰ってきてはや3日が経ちました。 本当に濃い内容の旅だったので、帰宅してから、少しの間放心というかボーっとしていたほどです。 このたび、実に2746kmを車で走破したのですが、回った先はシチリア州のパレルモ、トラーパニ、そしてカラブリア州の小さな町々、バジリカータ州のマテーラ、プーリア州の大小のかわいい町々、ナポリなどです。 ![]() 気候的にはベストシーズンで、ちょっと汗ばむくらいの陽気。 道路わきには、ピンクや黄色の野の花がわんさと咲き乱れ、道中を楽しませてくれました。 濃い濃いと散々言っているのは、訪れた先々の現地の人のことであります。個性豊かで、『自分が人生の主役』と言わんばかり、一人ひとりのキャラが際立っていました。 ![]() そしておいしくて素朴な田舎料理の数々…。 クッチーナ・ポーベラ(貧しい料理)と呼ばれているのが不思議なくらい!!(まぁ、かつて呼ばれていた時代は、肉が本当に高価だったのですが) ![]() オリーブオイルと野菜、豆をたっぷり使い、良質なセモリナ粉を水で練ったのみのシンプルで地味深い手打ちパスタのオンパレードで、地中海ダイエットを地で行く世界でした。 また漁港もたくさん周ったので、海なし州ウンブリア生活(butakoの住む)の1年分くらいの魚介を堪能したのは言うまでもありません。 帰宅して、夫ロベちゃんに「ちょっと痩せたんじゃない?」って言われたほど。体重計のってないので詳細は不明ですがネ。 ![]() またいつものように尻切れトンボな報告になるかもしれませんが、感動が覚めやらぬうちに旅のほんの一部でもお知らせすべく、PCにむかっています。 Butako ![]() イタリアに今週の月曜日深夜に到着しました。 実に3週間ぶりのスポレート。 着いた翌日は、本当に抜けるような晴天で気持ちよかったのですが、その後は春の雨が降ったりやんだり。肌寒い日が続いています。(写真はロベルトの現在の仕事場からの風景) 冷蔵庫がスッカラカンだったので、水曜日には買い出しに。 ずいぶん御無沙汰していた農家の八百屋「ビゾンニ」にも顔を出し、再会の挨拶を交わします。 親父さん、さっそくジャガイモ談義に熱が入る~あぁ、スポレートに帰って来たんだなぁ。街行く人も店の御主人も、馴染みのスーパーの店員さんだって、皆おしゃべり。 大げさなほどの身振りで、感情を込めて話す。 農家の手作りワイン工房にも寄って、そこの御主人フランコともしばし立ち話。 「日本はどうだった?俺のワインが恋しかったろう。」 そうね、こんなにスイスイ飲めてコクのあるワインは、日本はおろかローマだって手に入らないもの。 本当の豊かさが、ここにはある気がします。 金曜日は、毎週立つスポレートの市場で足りなくなった食材の買い足し。 こんばんは野菜メインの料理を作ろう。 尿酸値の高いロベちゃんの体をいたわってのメニュー選びです。 でも冬と夏の間だから、妙なメニュー構成になってしまいました。 ホワイトソースをかけてモッツァレッラを散らして焼いたフェンネル、 そしてビゾンニで買ったバジルとオリーブオイルで和えたトマト。 寒いような暖かいような、今の季節を繁栄しているなぁ。 明日は土曜日。掃ききれなかった仕事を午前中は一層しようっと。 時差ぼけのおかげで、23時に寝て7時に起きる生活をしています。 この調子でいきたいものです。。。 butako ![]() 3週間の日本滞在の後半は、大阪でした。 関西もイタリア好き文化がすごい!! 特に今回活動の中心だったAVIのミーティング参加で、それを強く感じました。 AVIことAmici Vini Italiani(ベタに訳すと『イタリアワイン友の会』)とは、イタリアワインを世に広めるため大阪を中心にして活動しているグループです。 レストラン関係者、ソムリエ、輸入業者などで形成されており、年間活動の柱は、毎年秋に開催する一般の方を対象としたワインの大試飲会です。 ![]() (写真は淡路島の安藤忠雄の手がけた国営明石海峡公園内) 今年も、10月開催予定の大試飲会に向けて熱い議論が交わされていました。参加者の都合で、ミーティング開催時間がなんと23時!? 午前3時まで続いたミーティングでは、いかに一般の方が楽しめる会にするか…が再確認されました。まだまだイタリアワインが消費者に認知されていない現状ですが、それをいかにして分かってもらうか。ボランティアで知恵を出し合うAVIのメンバーに尊敬を覚えます。ButakoもAVIのサイトに現地レポートを提供することで協力しています。熱気ムンムンのAVIから目が離せませんネ。 ![]() 午前3時の会議のあと、イタルクック時代の友人宅に泊まりました。彼女の家は大阪は西区の江戸堀界隈。靭公園からも近く、最近、その周辺にイタリア関連のお店ができ始めているそうです。イタリア式バール、エノテカ、輸入食品店、靴屋さん…一種のイタリア村です。そこにわが友人のお店も参入!! ゴールデン・ウィーク明けに、マルケ州専門のレストランを開業するそうで、只今その準備も佳境を迎えています。がんばれ、チチェルキア! その友人と、フィレンツェ在住歴6年の他の友人を引き合わせることもできました。人と人が出会って、化学反応を起こすみたいに人の輪が広がっていく。Butakoのできることは微々たるものだけど、人を繋げていく事は大好きなので、これからも世話好きオバサンのように、出会いの場を作っていくつもり~。 ![]() 一方、去年のフィレンツェで行われた創生神楽の実行委員の一人の井上さんにも会いに行ってきました。東大阪の瓢箪山で串揚げ屋ピッコロ・ラモをされている井上さんですが、この人も熱い方なんです。地元の食を通して地元を活性化させる!という確固とした信念を持ち、和食を世界に伝えるため、フィレンツェなどの海外にも飛び出して串揚げを振舞っています。ワールドワイドな視点を持った若き料理人。 ピッコロ・ラモさんで頂いた串揚げはどれも美味!! ![]() お世話になった関西イタリア語センターの坂口校長も、食後のカフェに参じ、フィレンツェのイヴェントを振り返りながら、未来の話をしました。 大阪でも多くの方にパワーをもらいました。皆、自分の夢を叶えようと頑張っている様子に励まされます。月曜日には機上の人になってしまうbutakoですが、今回の日本の収穫をイタリア生活のなかで実らせていこうと思いました。 ![]() ま、マイペースな性格なのでたまにノンビリしちゃうかもしれませんが、そんな時は叱咤激励してくださいね★ イタリアへの渡航直前となりましたが、今回日本でお世話になった方々にお礼を述べたいと思います!Grazie tanto!! (大半の写真が、先週母と妹と温泉旅行に行った淡路島の風景です。オノコロもいいなぁ。) butako ![]() 長らくブログをご無沙汰していました。 3月28日に日本に無事に帰り、今週は東京に滞在し、現在、実家に向かう電車のなかで書いています。 行きは暴風の吹き荒れた日、風と共に東京入りしたのですが、たった4日前のことなのに、随分時間が経ってしまったように感じます。 それほど東京滞在はエキサイティングで濃密だったと言えるかもしれません。 東京でのビックイヴェントはイタリア研究会さんの例会にて、『イタリアとブタ』の講演を行うことでした。 おかげさまで上野文化会館の大会議場はおよそ75名の方で埋め尽くされ、満席御礼の大盛況!!5名の方が質疑応答の手を挙げて下さり、その後行われた懇親会でも、多くの質問を浴び、「イタリアとブタ」について共有することができました。 最初は、長いなぁと思っていた90分は10分弱オーバーするほどのしゃべりっぷり。(パワーポイントの画像が少し多かった模様。反省。) なんだー、マイクを持つと結構豹変して饒舌になる、という新しい自分も発見(?)したわけであります。 何よりも嬉しかったのは、以前からメールやブログ、仕事で交信があった人たちと初対面を果たせたこと。事前にブログなどで情報を得て、ある方などは新潟から!また神奈川から!都内から!大なり小なりの犠牲を払って来て下さったことに、感謝の気持ちがあふれてきました。参加下さった方、本当にありがとうございました。 イタリアのブタ文化や加工について、少しはご理解いただけたかしら。講演の後、みなさんから笑顔で「面白かった」とコメント頂いたことが何よりでした。 ![]() 東京滞在の予定を聞きつけ、以前からご縁のあった東京の日伊協会さんからも「スローフードとの出会い」というタイトルで留学フェアの一環として講演を依頼されました。 こちらも90分勝負! 水曜日の昼下がり、50人のオーディエンスが見守るなか、笑いあふれる講演を行うことができました。こちらはキャンセル待ちが出ていたのですが、告知の段階から多くの方に興味を持ってもらうことができ、うれしく思います。 私の友達も駆けつけてくれ、久々の再開を果たすことができました。 日伊協会さんの留学担当をされている加藤さんは、相談者のニーズを的確に把握し、きめ細やかな対応をされる方です。このような方がその人の一生を左右するかもしれない『留学』担当というのは、適任だなぁ、と改めて思った次第です。 振り返って思うのは、イタリア研究会や日伊協会のメンバーの方は、いずれもイタリア大好きな方ばかりで、イタリア文化に対して並々ならぬ情熱を持っていました。このような情熱でもって、ある方は職員、ある方はボランティア、ある方は愛好家として、日本とイタリアの架け橋になっていることに頼もしさを覚えました。それぞれ住んでいる場所は違うけれど、これからも交流していけたらなぁ、と強く思いました。 あ、そうそう、以前はおっかない、と思っていた大都会東京ですが、来るたびに好きになっています。自分の気に入った東京を、毎回発見する喜びがありますね。このたびは満開の桜を楽しむこともできたし、とてもよい滞在でした~。 ブログ上で恐縮ですが、皆さん、本当にありがとうございました! butako ![]() 明日3月19日は聖ヨセフ(San Giuseppe)の日。 今日、教会のミサに行くと、出入り付近でケーキを売っていたのでで、義母に「あら何かしら?」と聞くと「明日はお父さんの日だからね」と。 ああ、イエスのお父さんヨセフの日だからか。 ![]() 去年の聖ヨセフの日の日曜日は、シエナでした。 カンポ広場の片隅で、お米入りのフリッテッレを大勢の地元の人たちが揚げていたのが印象的。 ![]() シエナのフリッテッレは有名です。(↑揚げているのが男の人ばかりなのが笑えます) 小麦粉と卵、ゆでたお米が入っているのですが、揚げたてを食べると、中からトロリとお米と半生の生地が出てきます。半生といっても、けっして粉臭くなくて、まるでカスタードクリームみたいに甘くて柔らか。 ![]() 食べだしたら止まらないおいしさなんです。 このフリッテッレ、なぜか聖ヨセフの日に食べるのが習わしみたい。 カーニバルに食べるキアッケレと似ていますね。 ![]() モンテファルコの友人ルチャーナのフリッテッレは、硬くなったパンで作るバージョン。 こちらはシンネリとしっとりの間ぐらいの食感で、冷めてもおいしいんです。 仕上げにグラニュー糖とアルケミスで派手に化粧するのが、ウンブリアっぽくていいですね。 ヨセフといえば、その妻マリアと比べて圧倒的に存在感が少ない。それもそうだ、マリアは処女でありながら聖霊によって身ごもり、イエスを誕生したので『聖母』と言われていますが、ヨセフが何をしたかっていうと、あまりピンときません。 しかし良く考えてみると、もし自分の結婚前のいいなずけが、自分とは何もないのに妊娠してしまえば、即効、婚約解消をするのが普通ではないでしょうか。 実際、聖書の中でも「ヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた」(マタイ福音書1章19節)とあります。 聖書にはサラリと書いてありますが、その時のヨセフの苦悩は計り知れないものだったでしょうねぇ。 そんな悩めるヨセフに主の使いが夢に現れていいます。 「恐れないで妻を迎えなさい」と。 聖霊により身ごもったことを伝えるのです。 その後もヨセフがどういう父だったか聖書には出てきません。 イエス誕生のあとは兄弟もでき、大工として一家を支えました。 そしてイエスが30歳になり伝道のため家を出る前後に亡くなりました。(イエスが33歳で磔刑にかかったときにはマリアだけでしたよね。) そんなに華やかではないヨセフの生涯。 でも息子の誕生の不思議を受け入れ、成長を見守り、家族を支えた彼の存在もまた偉大だなぁ、と思います。人の形をとって生まれたイエスとて、一人では生きられなかった。 男親として仕事のことなどイエスに指導していたのではないでしょうか。 聖ヨセフの日を前にして、ふとそう思った春の日でした。 butako ![]() イタリアとブタ ~ブタを取り巻く文化&食習慣(ガストロノミア)~ 古代ローマの驚くべきブタ料理の数々 中世の豚飼いはエリート? ブタとマドンナの不思議な関係 聖アントニオとブタなどなど …2千年以上にわたってイタリア人とブタがどう関わってきたのかご紹介。また各地に伝わるおいしいハムやサラミなども写真入りで説明します! 報告&予告続きになってしまい申し訳ありません。 気づいたらもうホワイトデーも終わって!!むむむ、日本への帰国が近づいて参りました。 日々、ブタ講演のスライドを作成中で、テンパリ気味です。 ちなみにイタリア文化研究会さんのサイト例会ページはこちらです。 上記お知らせに付け加えますと、 <例会参加費> ・会員:無料 ・一般:2,000円 ・学生:500円 <会場> 東京文化会館(上野)地図 **お子様連れの入場は無理だそうです。(残念) 興味のある方は是非、お越しくださいませ~。 ◆もうキャンセル待ちが出ているのですが、日伊協会さんでもお話をします。 日伊協会留学セミナー「スローフードとの出会い」(2012.4.4) 2012年4月4日(水) 14:30~16:00 場所: 公益財団法人日伊協会 青山教室 無料 要事前予約 こちら *すでにキャンセル待ちです!! 講師: 粉川 妙(こかわたえ) ごめんなさい、ブログアップが遅かった。 もう50名近くが予約してくださっているみたい。 どうするbutako!!こんなに期待されたら、緊張しちゃいます。。。 日伊協会さんのサイトで私のブログや著書まで紹介してくれていて、恐れ入ります。 4月初旬は、東京上陸です。 お会いできる方はお会いしましょうね。 butako
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